COLUMN No.1
納期遅れゼロを貫くために。大型ショッピング施設の施工期限が迫る。危機を乗り越えるために下した決断は?
工事の遅れが緊急事態を引き起こす。
大協建工には創業以来、貫き通してきたひとつの信念があります。それは、如何なる時にも「納期を厳守すること」。数々のプロジェクトに関わっていく中でも、納期遅れゼロの実績は、長きにわたり守り続けられてきたのです。
しかし2012年12月、最大のピンチが訪れます。現場は、大阪の新しいランドマークとなる大型ショッピング施設。翌年1月までの完了期限が目前にも迫る中、工事はなかなか進まず、お客様との約束を守り通すことができなくなるかもしれない事態に陥っていました。もちろん大規模な現場で、内装工事の納期が遅れてしまうと、他の業者も含め多大なご迷惑をおかけしてしまうことになります。
納期遅れだけは避けなければならない——緊急事態を前にして社長の板坂が下した決断は、「全国の全支店から技能工の皆さんに集まってもらう」ことでした。しかし年末の繁忙期、どれだけの人たちが来てくれるか不安がよぎります。社長以下、多くの従業員が必死でお願いの連絡を取り続けました。
救ってくれた技能工の皆さんの力。
数日後、現場を埋め尽くしたのは大勢の技能工の方々でした。「社長の頼みなら仕方ないな」と、照れながら話してくれる人たち。嫌な顔ひとつせずに、予定をやり繰りして全国各地から292人もの技能工たちが集まってくれたのです。結果、まったく時間がない中で、大きな支えを得て総力を発揮し、なんとか危機を乗り切ることができました。
大協建工は、携わる技能工の規模では中四国、九州最大であり、その団結力も全国有数と自負しています。しかし、またこれからも信念を揺るがすような緊急事態が起こるかもしれません。関わるすべての人たちと力を合わせ、あらゆる事態に対処しながら誇れる仕事に挑み続けます。